編集後記
2011.summer vol.21
忌野清志郎Love me tender ふざけんじゃんねー核などいらねー放射能はいらねえ、牛乳を飲みてえ だまされちゃいけねえ・・・・。3.11以降の日本はニュ−パラダイムを迎えようとしている。連日の大本営発表を続ける政府とマスコミ。私たちは、今ほんとうの生き方を自分で知り自分で見つけて自分で生きていくことを求められている。原発のウソを知ってしまった若き母親はこれからどこへ行くのか。25年前のチェルノブイリの教訓を忘れてしまった私たちの過ちは深く反省しても反省仕切れない。しかし、原子力には未来がないが私たちの子供たちには未来があることを信じていきたい。五感では感じることができない人類の被爆は古くはキューリー夫人が白血病で亡くなったときから始まっている。年間被曝量1ミリシーベルトをはるかに超えてしまった福島の人々。放射能の墓場化した福島そして東日本。原発の電気を無理矢理消費させられ権力の戦略に騙されていた虚構の文明。原発推進ファシズムは巧みに国民を侮り今現在も騙し続けている。原発の真の報道を全くしない権力と迎合したマスコミ(テレビ・新聞・ラジオ)。今こそ「No Nukus One
Love」のスピリッツの時だ。未だ眠らざるチェルノブイリの石棺。1988年「まだ、まにあうのなら」・・・・。だが間に合わなかった。今私たちは何かが問われている。それをいのちの危機と感じる感性をもてるのか。大いなるいのちのつながりの中でスピリッツに満ちながら・・・。(江里口吉雄)